5階東病棟
5th Floor East
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専門分野・主な業務
5階東病棟は消化器内科の病棟で、消化器がんの患者さんが多く入院しています。がんの診断のための検査や、内視鏡治療、薬物療法、放射線治療、画像下治療(IVR)等の看護を提供し、がんの診断期から終末期まで、様々な病期にある患者さんに関わっています。
また、入院中、患者さんが治療や療養の場の選択が必要となる場面も多くあり、納得した選択ができるよう、意思決定支援を行っています。
さらに、胃・十二指腸潰瘍や、炎症性腸疾患、胆道系感染、肝炎、肝硬変、膵炎など、がん以外にも、様々な消化器疾患の患者さんの看護を実践しています。それぞれの疾患の特徴を理解し、入院中だけでなく、患者さんやご家族の今後の生活を見据え、多職種で連携しながら患者さんが安心して治療、退院できるよう看護を提供しています。
スタッフ数
看護師 | 28名(認定看護管理者1名、がん看護専門看護師1名) |
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看護補助者 | 4名 |
クラーク | 2名 |
ナースエイドアシスタント | 2名 |
部署の特長
内視鏡治療やがん薬物療法の入院患者さんなど、短期入院の患者さんが多く、数日しか関わることができない中で、必要な看護を考え、提供する必要があります。検査や処置時の看護や薬物療法では、時間で決められた支援の提供が必要となる一方で、疾患に伴う様々な苦痛や苦悩を抱えている患者さんもおり、患者さんを理解しようとするためには、ある程度の時間の確保やその時々のタイミングも重要となります。そのため、看護師には、それぞれの患者の状況に合わせて、臨機応変に対応していくことが求められます。
チームで協力し、業務の組み立てを工夫しながら、限られた入院期間の中で、セルフケアの獲得、苦痛の緩和や、意思決定、退院後の療養環境の調整に向けた支援を提供しています。
部署における大変なこと・達成感のあること
がんの治療や療養の場の選択に関する意思決定に関わることが多くあります。最期をすごす療養の場の選択に悩む患者さんや家族の支援では、病状が進行し、時間的猶予がない状況下であると、特に難しさを感じます。日々忙しい中で、患者さんや家族が大切にしていることを、自分たちは捉えているのだろうか、本当の思いを表出してくれているのだろうかと悩みながら支援することもあります。多職種と連携し、意思決定支援や療養環境の調整を行っていますが、患者さんや家族から、家ですごせてよかった、病院で安心できた、などの声が聞けたときは、患者さんや家族の思いに寄り添えたかなと思え、看護できたことをうれしく感じます。
求職者の方へメッセージ
幅広い年代のスタッフが勤務しており、育児短時間勤務制度や特別休暇を活用し、育児や介護等を両立しながら活躍しているスタッフもたくさんいます。
消化器疾患の診断期から終末期に至るまで、幅広い看護を提供しているため、がん看護に関する資格取得に向けた学びを深めることができます。
新人看護師や消化器内科の経験がない方でも個人のペースに合わせて学ぶことができるよう教育体制を整えています。
消化器内科やがん看護に興味のある方、お待ちしております。