先輩からのメッセージ

かかりつけの病院に男性看護師の方が勤めており、男性でも看護師になれる事を知りました。その方は患者様に丁寧で優しく・楽しそうに仕事をしており、そんな仕事を自分もしてみたいと思い看護師を目指しました。

看護学生の時、看護実習で色々な病棟で実習を受けました。
どの病棟も看護師の方が明るく・優しく 学生に対して丁寧に対応してくれました。
そんな一員になれればと思い茨城県立中央病院に就職しました。

入職し初めて配属された病棟はCCU病棟でした。
集中治療室という事もあり重症の患者様も多く緊張感のある病棟でした。
精神的に辛い事もありましたが、プリセプターの方を中心に先輩看護師の方がいつも近くでサポートしてくれました。
時には仕事の時間外にも相談にのっていただく事もありました。
そのお陰で沢山の経験を積むことができ今でも看護師を続けることが出来ています。

大変な業務が多く、特にこれと思うものはありませんが、全身清拭や入浴介助など清潔ケアをした後と患者様のさっぱりした顔を見るのは好きです。
また昼夜逆転予防に離床している時に患者様から聞く若い頃の思い出話や武勇伝などを聞いていると人生の参考にもなるので聞き入ってしまうことがあります。

脳腫瘍で自由に動けず、状態も不安定な患者様の外の景色を見に行きたいという、希望を受けて医師・看護師・理学療法士・言語療法士の方で連携を取り、少ない時間でしたが外に出た時の患者様とご家族の嬉しそうな笑顔が強く印象に残っています。

受け持ちで担当していた患者様が外来日に病棟に立ち寄って元気な姿を見せてくれる事があります。その時に社会復帰した話や近況などを伺うと嬉しさと達成感を感じます。

プライベートでは仕事のことを忘れるために医療系ドラマはあまり見ません。
特に看護師が主役のドラマは(笑)
子供と遊びに行き、子供の笑顔や成長を見ながら「よしっ！頑張ろう！」と仕事への活力につなげています。

看護師の仕事はドラマの様に華々しく、カッコイイ事ばかりではありません。
実際には地味でキツイ事が多く、何年働いてもそれは変わりません。
それでも、仕事を続けるうちに先輩や後輩など同僚たちと意思疎通ができ、同じ方向を向いてチームとして仕事ができていると実感した時の喜びや安心感は何年働いても変わりません。